◆大島・新島にロングナビゲーション訓練に行ってきました
編集者がさぼっていて公開が遅れていました。
食べたり草刈りしたりのネタが続いてましたが、きちんと訓練フライトもしています。
そんな中から、十川(ソガワ)さんからNAV訓練のレポートをいただいています。
◆クラブ員の十川です。
9/6 に大島・新島空港へのロングナビゲーション訓練をしてきました。
もう遠い記憶のかなたですが、大島は高校生の時に同年代の友人たちと自転車でキャンプツーリングに
行った思い出の地でもあります。
そんな青春の思い出も詰まった大島に行ってみたいと思い立ってから実際に大島に着陸できたのは
実は今回の 3 度目の計画の末でした。
1 度目は天候不順のため延期。2 度目は大利根を離陸したものの、大島に積乱雲発生で帰投を決断。
リターンバックとなりました。
そして3度目となる今回は、前回の経験も踏まえて、大島が積雲で着陸できない場合は代替飛行場として
新島に着陸する計画を立案。そして天候と時間さえ許せば両方着陸するというプランで当日を迎えました。
この日のために私は Google Earthで地形を予習、シミュレーターで様々な条件を再現して飛んだり、
風呂の中で ATC や妄想フライトで準備を進めてきたものの、実際の飛行では想定外のことがつきもの。
大利根を離陸し、木更津駐屯地をクロスコントロールして、Yokota Approach(米軍)にコンタクトし、
城ケ島を超えるところまでは想定通り順調に飛行することができました。
しかしながら、城ヶ島を超えて、洋上に出ると、上空は霞がかかっており、VMCであるものの海と空の境目、
水平線の判別ができない状況でした。
経験の浅い VFR パイロット訓練生の私にとっては水平線が見えない状況は死活問題で、
風は一定にもかかわらず、ふらふらと踊らされる状態に。
また、大島空港や新島空港等の ATC は初めてでしたので教官にサポートやご教授いただく場面が
たくさんありました。
今回いろいろありましたが、大島・新島空港を無事両方訪れることができました。
飛んでいるときは計画通りに飛ばすために、全集中していたので、
あまり景色を楽しむ余裕はありませんでしたが、帰ってきてから Go-Pro を見ると、なんとまぁ素敵な景色。
いずれは景色も楽しみながら離島フライトを快適に行えるようになりたいなと考えています。
空の楽しさと難しさ、一緒に体験してますね。
是非、次は景色やご当地の美味しいものを味わいましょう。by編集担当
(写真・文:十川さん)