2025年5月某日(某曜日)

◆新しい飛行機運搬用トレーラー

主に飛行機の整備を行っている第2工場へは、セスナを始め、ハスキー
などの尾輪式や、パイパー系統の低翼機などを組んだまま運ばなければ
なりません。
ここ10年以上、タンデムファルケ(JA907B)のオーナー の須原さん
の紹介で、重機運搬用の10t車を使っていました。
トラック前方にアウトリガーがあり、荷台が下がるために、真におあつ
らえ向きの機材でした。
しかし、寄る年波には逆らえず、各油圧系統のオイルリークが激しくなり、
修理を重ねてもまた別の場所からのオイルリークがあり、最終的にあきら
めようということになりました。

しかし、飛行機の整備を続けることを考えると、どうしても飛行機を
運搬する手段が必要です。
同じようなトラックも物色したのですが、費用的に手が届きませんでした。
そこで、自作という道を選びました。
形が決まるまでにはさんざん紆余曲折があり、試行錯誤の連続でした。
ある日、全く偶然に、トレーラーのシャーシーを製作してくれる会社を見つけ、
一気に製作が開始されました。

トレーラーの上をベースプレートが移動し、そのベースプレートに今まで
使っていた機体搭載用のT形台が取り付けられる設計です。


このベースプレートは私のグライダー仲間である小西さんと1年以上にわたり
議論しながら形を決めて行きました。

最終的に5月初めに吉原が中心になり、最終の組立、試験、手直しが行われ、
完成しました。小西さんは真夜中に目が覚めて、いろいろ考えだすと
眠れなくなったとのことでした。誌上をお借りしてお礼申し上げます。

(写真・文:愛さん)

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